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夜間の捜索支援サービス
「NIGHT HAWKS」はドローンによる夜間の捜索支援サービスです。夜間の遭難救助をドローン活用により支援し、遭難者の早期発見に貢献するサービスです。
サービスに込めた思い
高齢登山者や外国人旅行客の増加により、遭難者、負傷者、死者、行方不明者は増加傾向にあります。救助要請は夕方になることが多く、現状では日没後は2次災害の危険があるため、人手、ヘリコプターを使った捜索活動が行えません。一方で生存可能性が高いのは遭難発生から72時間以内とされており、より初期に捜索できることが救出の可能性を上げます。そこで本サービスでは自治体と締結し直接連絡を受けることで、夜間の捜索支援への出動をスピーディに行います。ドローンを活用し、上空から赤外線撮影を行うことで遭難者の早期発見に貢献することを目指します。本サービスは、自治体の安心・安全のイメージの訴求にも寄与できると考えています。
サービス内容
- 遭難発生時、協定締結自治体からの支援要請を24時間対応で受付
- 遭難場所、遭難状況などから適切なドローンスペシャリストを現地に派遣
- 現地捜索本部の指揮・命令の下で以下を実施
- ① 撮影:ドローンの赤外線カメラを用いた夜間での撮影・データ解析・報告
- ② 捜索支援:ドローンに搭載した照明を用いた夜間での捜索隊の誘導等
- 報告書の作成・報告
- 捜索支援に必要なドローン、カメラ等の必要な機材・ソフトウェア・手順をNIGHT HAWKS標準システムとして整備
捜索支援実行体制

24時間対応の捜索支援の流れ
本サービスでは24時間対応可能な専用受付窓口を用意します。自治体を通じて支援要請が入った場合、発生地域や環境に応じて適切なドローンスペシャリストに出動を要請します。ドローンスペシャリストはあらかじめ整備した機材を携えて現地に駆付け、捜索本部と協議のうえ、捜索本部の指示に従い捜索支援を行います。

捜索支援に必要な機材・ソフトウェア・手順を整備した「NIGHT HAWKS標準システム」
機材、ソフトウェア、手順等を「NIGHT HAWKS標準システム」として地域に常備します。NIGHT HAWKS標準システムには、運用・訓練、保守・点検を含み、捜索支援時に最適な状態で使用できるよう維持・管理がされています。
サービス提供エリア
本サービスの最初の提供先自治体は、2020年に合同で行った夜間の捜索実証実験の実施地である、北海道上士幌町です。2021年4月に上士幌町と「ドローンによる夜間の捜索支援サービス」に関する連携協定を締結しました。本サービス初の拠点となる上士幌町には、捜索支援に必要な車両やNIGHT HAWKS標準システムを常備しています。
本サービスの提供を行うために、自治体と協定を締結した上で、平常時に現地の確認等の準備を行う必要があります。
サービス提供自治体(2022年5月1日時点)
<北海道>
- 音更町
- 士幌町
- 上士幌町
- 鹿追町
- 新得町
- 清水町
- 芽室町
- 中札内村
- 更別村
- 大樹町
- 広尾町
- 池田町
- 豊頃町
- 浦幌町
- 本別町
- 足寄町
- 陸別町
<群馬県>
- 神流町
<山形県>
- 尾花沢市
- 西川町
<岩手県>
- 住田町
- 岩手町
NIGHT HAWKS拠点一覧
▼北海道拠点
北海道河東郡上士幌町

▼関東・甲信越拠点
埼玉県川口市

▼東北拠点
岩手県花巻市

プロモーションビデオ
一般社団法人Japan Innovation Challengeについて
設立の目的
当法人は、全国の遭難発生時にドローン等のロボットを用いて夜間等の捜索が困難な時間帯に要救助者の捜索支援を行うことにより、一人でも助かる命を増やすこととともに、捜索・救助に携わる人の安全の確保を目的とする。付随して必要なハードウェア、ソフトウェアの開発支援や標準化、人材の育成を目的とする。
事業内容
当法人は目的に資するため、次の事業を行う。
- 遭難発生時にドローン等のロボットを用いた要救助者の捜索支援
- 遭難における要救助者の捜索活動・救助活動の支援
- ハードウェア、ソフトウェアの開発支援、標準化
- 人材の育成
- 前各号に附帯又は関連する事業
組織図

役員名簿
令和3年4月14日現在
- 代表理事
- 上村 龍文
- 理事
- 安藤 嘉康
- 理事
- 竹本 公生
- 理事
- 戸澤 洋二
- 理事
- 野口 克也
- 理事
- 野口 宏実
- 理事
- 林 貴之
- 理事
- 古舘 裕三
- 理事
- 星野 芳広
- 理事
- 丸山 勇雄
- 理事
- 山崎 英紀
※50音順、敬称略
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