沿革

テクノロジーを有効に活用し、一人でも助かる命を増やすことができないかという思いから、ロボットによる山岳遭難救助コンテスト「Japan Innovation Challenge」を2016年より開催し、災害対応分野における、ロボットの製品化に向けた研究・開発の技術発展への寄与を目指しています。

また、コンテスト成績優秀者と共に、コンテストで成果の出た機材やソフトウェア、技術を用いて、一般社団法人を立ち上げ、社会実装へのチャレンジとして、夜間捜索支援を行うNIGHT HAWKSを提供開始しました。

令和4年度まで東日本の自治体を中心とし、22自治体と協定を締結し、実際に遭難救助支援へ駆け付けを行っています。

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    2016年~2019年、2022年
    山岳救助ロボットコンテストの開催(会場:北海道上士幌町)

    コンテストHP ►https://japan-innovation-challenge.com/
    ロボット技術を活用した山岳救助者の早期発見を目指したコンテストをJapan Innovation Challenge実行委員会として5回開催。
    年々、課題クリア以外に課題達成時間の短縮、遠方捜索、夜間捜索の可能性を確認。
    2022年は、「より安全に、より短い時間で、より正確に」を目指してリモート課題に挑戦。

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    2020年10月
    山岳遭難救助 実証実験

    過去4回の山の遭難救助ロボットコンテストの結果を基に、上士幌消防署と連携し、山菜取りに入山した遭難者を想定した実証実験を実施。夜間の遭難者(マネキン)発見とドローンの誘導による夜間遭難者救助に成功。
    技術の実証だけでなく、様々な事例を参考に、実際に遭難事故が発生した際の初動を含め、情報共有の在り方など行政及び消防関係者との連携も含めて実施した。

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    2021年5月
    NIGHT HAWKS提供開始

    協定を締結した自治体の遭難に無償で駆けつけ、二次災害の恐れから捜索のできなかった夜間に、自動航行システムでドローンを飛行し捜索エリアを赤外線撮影。動画解析を行い、遭難者の居場所の特定を支援します。
    ・協定数:22自治体(北海道17,東北4,関東1)
    ・機材拠点:北海道エリア/北海道上士幌町、東北エリア/山形県尾花沢市・岩手県花巻市、関東甲信越エリア/群馬県神流町